2009年4月22日水曜日

自分の本当の願い

人生における努力の大部分は、「人に認められたい」という思いからきます。そして人間関係の苦しみの根幹は「自分は認められていない」という思いにあります。人は幼児期から成長期にかけて、親から不本意な怒りを受けたり、欠点を指摘されたりして疎外感を感じ、悲しみや寂しさを心の底に抱え込むことになります。そのままの自分を認められていない、受け入れられていないという悲しさ、寂しさです。

本来の自分は自由気ままに勝手にふるまいたいのに、親や先生に認められようと自分を抑え「いい子」になろうとします。人によっては人を喜ばせるための努力を無意識的に行っています。こうした生き方のなかには、「人に認められたい」がために自分の本心を覆い隠し、人の気持に合わせた不自然さや無理がありますので、いつか苦しみとなって現われてきます。

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